2020-11-19 第203回国会 参議院 環境委員会 第2号
ほかに、九州沿岸では、いそ焼けと申しまして、藻場が減少するという、こういう現象ですけれども、こういういそ焼けが拡大をいたしまして、イセエビですとかアワビ等のいそ根資源が減少したり、瀬戸内海におきましては、南方系の魚と言われておりますナルトビエイというのが非常に分布を拡大しておりまして、それがアサリを多数食べるものですから、アサリの食害というものが増加しているという状況でございます。
ほかに、九州沿岸では、いそ焼けと申しまして、藻場が減少するという、こういう現象ですけれども、こういういそ焼けが拡大をいたしまして、イセエビですとかアワビ等のいそ根資源が減少したり、瀬戸内海におきましては、南方系の魚と言われておりますナルトビエイというのが非常に分布を拡大しておりまして、それがアサリを多数食べるものですから、アサリの食害というものが増加しているという状況でございます。
折からのコロナ危機での需要の減退、これを機に、これを奇貨として、魚礁の造成であるとか、また、いそ焼けの原因分析、それに対する対策など、資源回復に向けた取組を進めるべきではないかと強く思いました。この際、東日本大震災の後、せっかくマダラの資源が回復したのに、その後、やはり有効な資源管理ができなくて資源が再び急減した、この失敗を繰り返してはならないというふうに思います。
神奈川県の水産高校の皆様は、何とそのウニたちを、いそ焼けで食べ物も少なくなっておいしい身が少ないウニ、それを野菜の切れ端などで育てておいしくしましょうということで、そういった活動もされていることを見せていただきました。 ですので、本当に見方を変えていけば、全部プラスの方向に変えることができるのではないかということをたくさん学ばせていただいております。
しかし、近年、各地でこの藻場が失われておりまして、例えば、災害、台風などによる土砂の堆積ですとか、それから食害ですね、アイゴやガンガゼという食害が神奈川では非常に問題になっておりますけれども、こういった生物によって海藻が食い尽くされてしまうと、こうしたいそ焼けの発生が確認をされております。
○政府参考人(長谷成人君) 藻場は、水産生物の産卵場所や幼稚仔魚の隠れ家、餌場等として重要な役割を果たしておりますけれども、近年、海水温の上昇やウニなどの食害生物によるいそ焼けの進行等により藻場が減少しておりまして、水産資源に深刻な影響を及ぼしております。
○長谷政府参考人 近年、海水温の上昇やウニなどの食害生物によるいそ焼けの進行などによりまして、藻場が減少しております。その結果、アワビやサザエ等の水産資源にも深刻な影響を及ぼしているということでございます。
それで、魚がまた種類が変わって食害を受けるというようなことで、全体、全国的に藻場、いそ焼けだとかいうようなことが問題だと言われている中で、この事業の中で、藻場の再生、あるいは沖縄の場合ですとサンゴの移植をしたりオニヒトデを除去したりというような取組を応援しているわけであります。
また、藻場につきましては、海水温の上昇などの要因により、いそ焼けが進行していることから、平成十年から平成十九年にかけて約二・一万ヘクタール減少しているところでございます。
近年、海水温の上昇やウニなどの食害生物によるいそ焼けの進行等により藻場が減少しており、水産資源への影響が懸念をされるところであります。
○和田政宗君 これは、地下水の流れが本当にこの北海道大学の教授が指摘しているように止まっているのかどうかというところは、これ調べて知見をしっかりと今回の防潮堤に生かしていただかないと、二十年後の奥尻島の姿がそうなっているわけで、これから二十年後の東北で海のいそ焼けが起こって漁業が駄目になったということになりましたら、もうこれは元も子もありませんので、しっかりとした分析をして、改善すべきところは改善するという
ウニなどは海藻で育つために、いそ焼けが起きると育ちません。海の生物に必要な栄養素を含んだ地下水を防潮堤がせき止めてしまい、海へ栄養分が流れなくなったためだと松永教授は分析しており、地元の漁師も、昔たくさん釣れたホッケも今はさっぱりだと述べています。 奥尻島の巨大防潮堤の漁業や環境への影響について国土交通省はしっかり分析をしたのでしょうか、お答えを願います。
奥尻島では、震災復旧事業として巨大防潮堤を建設したことにより、地下水の流入減少による海のいそ焼けにより主要産業の漁業が駄目になりまして、その後、観光産業も駄目になり、町の財政が圧迫されるという経過をたどっています。これが北海道南西沖地震の津波から二十年後の姿なわけですけれども、これを教訓にしなければ、東北の被災地沿岸も同じような状況になるというふうに思います。
また、いそ焼けも顕著でありますし、近年は海獣の被害なども出てきております。 こういった自然環境がなかなか好転していかない場合には、国で行う制度面、また、補助事業などで強い後押しをしていくべきなのでありましょうけれども、そういったことも十分なされているのかどうか、甚だ疑問であります。 今、地域では、地方創生、この言葉に最後の希望を託しているというふうに、地域を回って感じています。
ここ過去三年、大変大きな赤潮被害がありまして、特に昨年は約五十四億の被害があった、過去三年で八十九億の被害があるということでございますけれども、平成二十二年度の補正予算、これは赤潮被害養殖業に対する再建支援緊急対策事業十四億円、そして平成二十三年度当初予算、赤潮、いそ焼けの緊急対策五十一億円、こういったものを使いながら対策をとってきたところでありますけれども、これだけ大きな被害が出ておりますので、今後
全くこれも意味がなかったかというと、そうではなくて、一部には、覆砂だとか、中をこう、何というんですか、田んぼでいうと、畑でいえば耕すような形での事業等、一部これによって貝が、シジミが取れるようになったとかいうところもありますけれども、全体として、ノリのいそ焼けや、あるいは貝、それからまた豊富な魚種の漁獲ということについては大変これは落ち込んでいるということは事実でございます。
○国務大臣(浜田靖一君) 水産関係、私もずっとやらしていただいていて、海の今の現状というのは大変資源的にも厳しいというのを承知しておりますし、また先生のおっしゃる砂の問題等々、今後どうするのかという議論もしてまいりましたし、いそ焼けというのは、これはもう本当にそういう意味ではその地域においてはまさに死活問題ということもよく認識しておりますので、当然環境アセスよりも何よりも、この今回の埋立ての土砂ということになりますと
それから、いそ焼け。いそ焼けをした海岸、大臣、歩いたことありますか。恐ろしいほど、不気味なほど命を感じられないのがいそ焼けなんですね。このいそ焼けも、地元の漁師さんや長年住んでおられる方は、どうもこの海砂採取と直接関係があるだろうということなんですね。 私はこの一千七百万立米をやめろと言っているんではないんです。しかし、環境アセスですね、やっぱりやるべきではないかと。
○橋本政府参考人 食害生物以外の要因のいそ焼けでございますが、例えば、海藻も植物でございますので、海の中に濁り等が発生をいたしまして、海の光が届きにくいような場所でもいそ焼けが生じているということがあると伺っております。このような場合は、やはりその要因を取り除かない限り海藻が生えるということはできないものですから、それぞれいろいろな要因を取り除くということが必要ではないかと考えております。
しかし、この藻場というのが大変消失をしてきているのが今日本の沿岸において大きな問題となっているわけでございますけれども、その藻場の消失によって起きる現象、これがいそ焼けというものでございます。いそ焼けという言葉は、明治時代に、伊豆半島東岸の漁民が、テングサ等の有用海藻類が生えなくなった現象の際に使われたのが最初と言われているわけでございます。
このいそ焼けの対策について、もちろん根本から変えていかなければいけない、そのための対策に、今こちらのガイドラインの中で、まずは海藻の生産量と植食動物の摂食量、これのバランスをどうとっていくか、ここに一番重点が置かれていると思います。 しかしながら、一度いそ焼けになった石灰質の部分をまたどうやって取り除いていくかということも大変大事な課題であると思います。
これまでも再三、我が国の漁業をめぐっては、周辺水域の水産資源の半数以上が低位水準にあるとか、藻場、干潟の減少やいそ焼けが進行しまして水産動植物の生育環境が悪化している、あるいは、漁業就業者が減少し、その一方、高齢化が進行している現状でございます。さらに、漁船の老朽化など、漁業生産構造の脆弱化についても問題となっております。
そういった中で、さらに沿岸の資源回復、もうどんどんいそ焼けは進んでいるし、そこにもっと効率的な資源対策を図る、そういった対策は今必要になったんだ、なっているんじゃないか、そう思われますが、政務官、いかがでしょうか。
しかしながら、近年、いそ焼けと呼ばれる藻場の大規模な消失や干潟における生産力低下、水質の悪化が全国あちこちで発生しております。沿岸漁業に大きな影響を及ぼしていることも、これは事実であります。そこで、水産資源増大のみならず、沿岸域の環境保全の観点からも、天然の、あるいは造成された藻場、干潟がいそ焼けなどにより消失しないように保全していく必要があると思います。
十九年二月に、いそ焼けの原因分析と対策の検討を容易に行うことができるようにした、今先生御指摘の磯焼け対策ガイドラインというのが策定されたところでございます。
○山本(拓)副大臣 海藻の増殖は大変大事なことでありまして、その目的というのは、御案内のとおり、CO2削減に寄与することもありますし、また、御案内のとおり、ここ数年来、いそ焼けという原因がまだ特定できるわけではございませんが、さまざまな要素の中で、海藻というのはすべての原点でございますから、そういう意味では、もう理屈じゃなしに、できることからやる。
私どもで、漁場保全の森づくり事業というのを十九年度予算案で計上いたしておるわけでございますが、これは、林野庁の事業制度に基づきまして、いそ焼けでございますとか、あるいは土砂の流出、そういった環境の悪化が見られます漁場と関係をいたします森林を整備、保全することによりまして、川上から漁場に対しまして栄養塩類といったものを供給していく、あるいは、濁り水でございますが、そういったものの緩和を図ることで豊かな
例えば、水産庁が研究に取り組み始めましたいそ焼けの問題にいたしましても、川上の環境悪化による水質汚濁、あるいは地球温暖化による海水温の上昇も大きな要因であると言われております。また、コイヘルペスの問題にいたしましても、本年だけで琵琶湖を始めとして既に十数県で発生をいたしておりまして、今後水温の上昇とともに更に拡大が予想をされておるところであります。